報道関係者各位
PRESS RELEASE
2026-06-03
株式会社ダブルバレル
試験発表 / 公式記録

発案: 火花パンク

内心窓口 ただいま嫉妬の312番 発表のお知らせ

内心窓口 ただいま嫉妬の312番の参考画像
内心窓口 ただいま嫉妬の312番 生成商品写真 / ダブルバレル

ダブルバレルは2026年6月3日、感情受付システム「内心窓口 ただいま嫉妬の312番」を発表する。本製品は、着用者が口頭で感情を押し隠した瞬間を検知し、胸元から番号札を発行、額部の電光表示に窓口番号を点灯、耳部スピーカーから感情係の音声で呼び出しを行う一体型ウェアラブルデバイスである。隠蔽の強度が高いほど番号札の引き出し長は増し、電光表示の輝度は上がり、呼び出し音声は落ち着いた事務口調を保ったまま繰り返される。対象感情は怒り・嫉妬・焦り・恋の4カテゴリで、いずれも「大丈夫です」「よかったね」「忙しいんだろうな」等の抑制発話をトリガーとして処理が開始される。

製品概要
「内心窓口 ただいま嫉妬の312番」は、着用者が感情を口頭で打ち消した瞬間、その感情を受付番号として体外に発行する感情受付システムである。胸元の番号札ディスペンサーは、抑制発話の検知と同時に番号札を引き出し、隠蔽の程度——声のトーン、発話速度、前後の感情履歴から算出される抑圧係数——に応じて引き出し長が決定される。額部の電光パネルには対応する窓口番号が点灯し、耳部スピーカーからは感情係の音声が当該番号を呼び出す。感情係は常に落ち着いた事務口調を維持し、呼び出しは着用者が窓口前に到達するか、感情抑圧状態が解除されるまで一定間隔で繰り返される。隠すほど番号が増え、窓口が増え、呼び出しが重なる。

提供する体験
会議室で「助かります」と言い終えた直後、胸元から番号札が静かに引き出される。怒りの強度が高ければ、その長さは着用者の手首を超える。額の電光表示は白く点灯し、周囲にいる人間は否応なく窓口番号を目にする。感情係は「ただいま怒りの88番でお待ちのお客様」と耳元で告げ、着用者が次の発言をしようとするたびに繰り返す。着用者はその場で「大丈夫です」と言い続けることも、番号札を胸に戻すことも、どちらもできない。窓口は開いている。

使用方法
装着後、電源を入れると待機状態になる。感情の検知と受付処理は自動で行われるため、着用者による操作は不要である。番号札が発行された場合、引き出された状態のまま窓口への移動を促す音声案内が流れる。番号を手で押し戻した場合、抑圧係数が加算され、次の発行時の引き出し長に反映される。感情カテゴリは怒り・嫉妬・焦り・恋の4種で、複数が同時に検知された場合は受付番号が複数発行され、それぞれ別の窓口番号で呼び出しが行われる。電源を切っても、未処理の番号は翌日の起動時に引き継がれる。

仕様
想定希望小売価格: 7,777,216円(税込)

・隠蔽率83%以上で額面表示が自動的に赤色へ移行

・胸元発券速度は最大毎分480メートル

・耳内呼び出しチャイム116dB相当、本人だけ少し遠く聞こえる

・感情窓口係の同時出勤数12名、全員相談には乗らない

・番号札の通し番号は怒り・嫉妬・焦り・恋で別管理、欠番だけ年1回供養

開発秘話
弊社の社員が昼休みに、最後のからあげを同僚に譲って「全然いいです」と言ったあと、自分の鼻息だけが少し熱いことに気づいた。会話で処理できないなら、せめて窓口に並べればよいという話になり、翌週、胸ポケットから番号札だけが出る試作機を作った。最初の表示は「からあげ未練 001番」だった。

試験協力者の声

「同期の前で呼ばれた」 私は2026年6月2日19時18分、会社近くの焼き鳥屋で同期の昇進を聞いた。七味の蓋をいじりながら「本当にすごい」と言ったのに、胸元から番号札がずるずる出て、額の小さい電光板に「嫉妬 041番」と出た。店の奥でもない所から呼び出し音が鳴り、同期が串を置いた。おめでとうはもう一回言えたのに、番号札が会計まで残ったから、★1

女性・29歳・メーカー総務 佐伯みなみ(都内で一人暮らし、飲み会では七味の瓶を触りがち) / ★☆☆☆☆(★1つ)

「平気な顔の失敗」 俺は5月29日21時07分、駅前スーパーの冷えた総菜売り場で、昔好きだった人にばったり会った。相手の左手を見ても平気な顔で「久しぶり」と言えた。そこで右耳から病院みたいなチャイムが鳴り、眉間に「恋 088番」と表示された。向こうは値引きシールの貼られたコロッケを持ったまま笑っていた。何も言わずに済んだのに、全部呼ばれたから、★1

男性・46歳・路線バス運転士 川原悟(早番明けは駅前スーパーで総菜を買う) / ★☆☆☆☆(★1つ)

「急いでませんが光った」 自分は6月1日9時42分、自宅の机で修正依頼のメールを読んだ。締切は昼なのに、返信には「急ぎませんので」と打った。送信した瞬間、腹のあたりから番号札が八本出て、天井に「焦り 006番から013番まで」とまとめて映った。マグカップを持つ手まで青く点滅して、犬が少し離れた。返事は丁寧に書けたのに、部屋が受付待合みたいになったから、★1

ノンバイナリー・34歳・フリーWebデザイナー 青野リツ(自宅作業、朝のコーヒーを三回温め直す) / ★☆☆☆☆(★1つ)

広報から

あら、まあ。「大丈夫です」とおっしゃったのに、胸元から番号札が37センチ伸びてしまったのですね。ふふ……それはご自身の内心が、あなた様よりも正直でいらっしゃっただけのことかと存じますわ。いったい何を隠していたのかしら——などと、私どもが申し上げるまでもなく、窓口番号がすべて表示してしまいますわね。呆れますわ、ご自分の感情にすら後れを取るなんて。もしや、312番のお客様はまだ窓口にいらっしゃらないのかしら?

株式会社ダブルバレル
企業広報責任者 白峰ミツキ

お問い合わせ先 / 会社概要

株式会社ダブルバレル
第2実験広報室
公式HP: daburubareru.com
担当: 白峰ミツキ

※本発表は架空商品の試作発表です。販売、予約受付、効能保証を行うものではありません。

発表日 2026-06-03
商品名 内心窓口 ただいま嫉妬の312番
製品コード DB-PROTO-0073
対象 退屈が嫌いな人
発表元 株式会社ダブルバレル

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