報道関係者各位
PRESS RELEASE
2026-05-25
株式会社ダブルバレル
試験発表 / 公式記録

発案: 火花パンク

同担塩湖 発表のお知らせ

同担塩湖の参考画像
同担塩湖 生成商品写真 / ダブルバレル

ダブルバレルは、携帯型の架空民俗装置「同担塩湖」を発表する。同じ推しの気配が近づいたとき、所持者の足元に塩湖と鳥居が出現するという設計の商品だ。

製品概要
「同担塩湖」は、同じ推しを登録した人間が半径2.64mに接近したとき、所持者の足元に小さな塩湖と鳥居を出現させる携帯札だ。架空の民俗的意匠をまとった装置として設計されており、実在企業や実在人物との連携機能は持たない。

提供する体験
この商品は、同担との遭遇という状況に対して距離や関係性の変化をもたらさない。変わるのは、所持者の足元の地形だけだ。塩湖と鳥居が出た瞬間に何を感じるかは、使う人間に委ねられている。

使用方法
推し情報を登録した状態で携帯し、反応が起きたときに札を握る。ライブ開場前の列、グッズ販売列、その他の密集した場所での使用を想定している。検知精度・心理状態への効果は保証しない。

仕様
想定希望小売価格: 8,888,801円(税込)

・検知半径2.64m(うちわの角度で最大88cmずれる)

・塩湖発生直径38cm、深さ2mm、塩分濃度31%

・鳥居出現高7.2cm、2本目は気配だけ

・推し登録数1名、変更には満月を3回またぐ

・連続発生時間14分14秒、乾くまで本人が少し遠い顔になる

開発秘話
弊社開発部の社員が、休日にグッズ交換の列へ並んだ際、斜め前のバッグに自分と同じ推しの缶バッジを見つけ、床のタイルの目地を国境として踏まないようにしていた。そのとき、足元に少しだけ水面があれば納得できると思った。試作では水道水を使ったが薄かったため、塩にした。鳥居は基板の余った穴から出た。

試験協力者の声

「島にはなれた」 私は2026年5月3日18時12分、横浜の会場前で同担塩湖をバッグに入れていた。前の人のトートから同じ色のアクキーが見えた瞬間、私のスニーカーの周りだけ白い水たまりになり、小さい鳥居が浮いた。スタッフには見えていないらしく、列は普通に詰めてくださいと言われた。前の人とも普通に近い。ただ私は島にいる顔で整理番号を握れた。何も離れてないのに、★1

女性・27歳 書店員 森下かなえ(早番の翌日に遠征を入れがち) / ★☆☆☆☆(★1つ)

「内湾を見ていた」 私は2026年5月10日23時40分、新宿駅東口でお客さんを乗せた。後部座席から同じ推しのライブ帰りの袋が見えて、メーター横に置いた同担塩湖が鳴らずに白く湿った。運転席の足元に小さい塩湖が出て、鳥居がブレーキペダルの横で揺れた。降車地まで12分、信号待ちのたびに私は内湾を見た。会話は「暑いですね」だけだったのに、勝手に海を隔てて満足したから、★1

男性・43歳 タクシー運転手 佐伯亮(夜勤明けは駅前で牛丼を食べる) / ★☆☆☆☆(★1つ)

「通常版で納得した」 私は2026年5月18日14時6分、池袋の中古グッズ店でアクリルスタンドを探していた。隣の棚から同じ推しの名前が小さく聞こえて、ポケットの同担塩湖が急に冷たくなった。床に丸い塩湖が出て、私の買い物かごだけ渡し船みたいに少し傾いた。相手は限定品を先に見つけた。私は鳥居の前で通常版を手に取った。それで一応、納得してしまったから、★1

ノンバイナリー・31歳 イラストレーター 三科るい(納品前に中古グッズ店へ寄る) / ★☆☆☆☆(★1つ)

広報から

この商品を紹介するとき、便利さの説明から始めることができない。何かを解決する道具ではなく、特定の状況で特定の感情を持つ人間が、見た瞬間に反応するものとして設計されているからだ。想定している読者は、ライブ前の列に並んだことがある人、あるいは同担という存在が持つ独特の空気感を知っている人になる。商品の説明より先に、足元が離島になるという絵面を受け取ってほしい。

株式会社ダブルバレル
企業広報責任者 白峰ミツキ

お問い合わせ先 / 会社概要

株式会社ダブルバレル
第2実験広報室
公式HP: daburubareru.com
担当: 白峰ミツキ

※本発表は架空商品の試作発表です。販売、予約受付、効能保証を行うものではありません。

発表日 2026-05-25
商品名 同担塩湖
製品コード DB-PROTO-0038
対象 退屈が嫌いな人
発表元 株式会社ダブルバレル

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