報道関係者各位
PRESS RELEASE
2026-05-25
株式会社ダブルバレル
試験発表 / 公式記録

発案: 火花パンク

なくしもの結び供養 発表のお知らせ

なくしもの結び供養の参考画像
なくしもの結び供養 生成商品写真 / ダブルバレル

ダブルバレルは、2026年5月25日に架空商品「なくしもの結び供養」を発表する。この商品は、カバンの中の絡まりを解消するのではなく、一日の記録として形にするという方向で設計されている。

製品概要
「なくしもの結び供養」は、イヤホン・鍵・レシート・飴の包み紙など、日常的にカバンやポケットに入る小物が絡まる現象を、意図的に育てるための構造を持つ架空商品。絡まりの防止ではなく、絡まりの記録を目的として設計されている。

提供する体験
帰宅前にカバンから取り出したものが一つの塊になっていたとき、それを今日の形として受け取る体験を提供する。ほどく過程で、その日の細かい出来事や感触が断片的によみがえる構造になっている。

使用方法
特別な操作はない。日常通りにイヤホンや鍵をカバンに入れておくだけで、商品の素材と構造が絡まりを自然に育てる。帰宅前や移動中に取り出し、絡まりをほどきながら今日を振り返る時間として使う。

仕様
想定希望小売価格: 7,302,110円(税込)

・絡まり育成時間:最短17秒、最長で次の給料日前日まで

・1回の使用で平均3.4個の小物が『たぶんここにあった』状態になる

・結び目の形状パターン:108種類、うち37種類はほどくと少し悲しい

・対応ポケット深度:浅めの上着ポケットから、底に去年のガムがあるトートまで

・保証期間:なくした物を思い出した瞬間から4分

開発秘話
弊社の社員が、雨の日の帰りにポケットからイヤホンを出したところ、コード、千切れた映画の半券、家の鍵、なぜか一円玉が一体化していた。ほどいたあと、イヤホンは使えたが、映画の内容をほとんど覚えていないことに気づき、絡まりは不便ではなく記憶の墓標ではないかと言い出した。翌日、その一円玉を試作品の中央に貼り付けて開発が始まった。

試験協力者の声

「ほどけたら寂しかった」 私は5月18日21時40分、丸ノ内線のホームでカバンからイヤホンを出そうとして、鍵とレシートとスーパーの半額シールまで一緒に絡まっているのを見ました。疲れていたのでベンチで黙ってほどいていたら、今日クライアント先で誰にも拾われなかった冗談まで思い出しました。最後にイヤホンだけ残って普通に音楽が流れたのに、さっきの塊のほうが今日っぽかったから、★1

女性 34歳 会社員 田辺さくら(営業職・帰り道に駅ナカの総菜をよく買う) / ★☆☆☆☆(★1つ)

「昼休みが結ばれた」 俺は5月20日12時12分、職員用の小さな休憩室で上着のポケットに手を入れました。イヤホンのコードに、返却期限のメモと輪ゴムと朝食べたパンの袋の留め具が絡んで、妙にきれいな輪になっていました。ほどく気になれず、弁当箱の横に置いて眺めていたら、誰とも話していない午前中がそこに全部ありました。午後の仕事には遅れなかったのに、片づけると昼休みまで終わる気がしたから、★1

男性 52歳 図書館司書 井上剛(独身・弁当箱を毎日同じ布で包む) / ★☆☆☆☆(★1つ)

「母のバッグが海藻化」 私は5月23日8時03分、教室に着いてから母のお下がりの布バッグを開けました。中でイヤホンと糸切りばさみのカバーと昨日の課題の端切れが絡まって、濡れてないのに海藻みたいに沈んでいました。急いでいたのに、ほどく途中で母が昔このバッグを使っていた写真を思い出して、少しだけ手が止まりました。課題提出は間に合ったのに、バッグの底だけ実家みたいになったから、★1

女性 19歳 専門学校生 久保みなみ(服飾科1年・母からもらった布バッグを使用中) / ★☆☆☆☆(★1つ)

広報から

この商品を紹介するとき、「便利」という言葉は使わないことにした。整理されないことを肯定する商品を、整理術の文脈に置くと核心が消える。想定している読者は、カバンの底の絡まりを見て一瞬だけ笑ったことがある人、あるいはそれを黙って解いた人だ。説明より先に、その場面を見せることが広報の仕事だと考えている。

株式会社ダブルバレル
企業広報責任者 白峰ミツキ

お問い合わせ先 / 会社概要

株式会社ダブルバレル
第2実験広報室
公式HP: daburubareru.com
担当: 白峰ミツキ

※本発表は架空商品の試作発表です。販売、予約受付、効能保証を行うものではありません。

発表日 2026-05-25
商品名 なくしもの結び供養
製品コード DB-PROTO-0037
対象 退屈が嫌いな人
発表元 株式会社ダブルバレル

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