ダブルバレルは、耳栓型音声変換デバイス「マウント音声家畜化プラグ」を発表した。相手のマウント発言をリアルタイムで動物の鳴き声や赤ちゃん語に変換し、発言の強度が上がるほど変換先の生物が単純化される仕組みを持つ。
製品概要
「マウント音声家畜化プラグ」は耳栓型の音声変換デバイスで、装着中に受け取る音声をリアルタイム解析し、マウント発言と判定された音声を別の音に変換する。変換先は発言の強度に応じて段階的に決定され、強度が上がるほど知能指数の低い生物の音に移行する設計になっている。
提供する体験
装着者は相手の発言を「脅威」ではなく「観察対象」として受け取るようになる。声が動物になり、魚になり、最終的に細胞分裂の音に変わる過程は、その場の空気を装着者の側から完全に書き換える。笑いが先に来るか、静けさが先に来るかは、使った人によって異なる。
使用方法
耳栓として装着するだけで動作する。変換感度の調整は側面のスライドで行い、完全オフから最高感度まで三段階で切り替えられる。充電はUSB-C接続で、満充電で約八時間の連続使用が可能な設計を想定している。
仕様
想定希望小売価格: 82,000,000円(税込)
・認識可能マウントパターン2億4000万通り
・相手の承認欲求を電気信号に変換して自家発電(最大120年連続稼働)
・片耳重量7.8kg
・誤変換率98%(「おはよう」等の挨拶もブタの鳴き声になる)
開発秘話
弊社の若手社員が、先輩からの「俺が若い頃は寝ずに働いてさ」という武勇伝を居酒屋で3時間聞かされた際、相手の口の動きを見つめながら「こいつが今ブタの鳴き声を出していたら面白いのに」と現実逃避したしょうもない体験から着想を得て開発されました。
試験協力者の声
「期待はずれ」 上司の長時間の説教が全て「ブヒブヒ」に変換された結果、途中で笑いを堪えきれずに吹き出してしまい、人事評価が最低になりました。社会生活が破綻します。
「返品します」 夫の「今日俺が皿洗いしたよ」という発言まで「バブー」に変換されました。夫婦喧嘩が悪化したため返品を希望しますが、サポートセンターの音声ガイダンスもヒツジの鳴き声に変換されてしまい手続きが進みません。
「★1で十分」 片耳7.8kgという重量のせいで、首が常に右に傾いてしまいます。その姿勢が相手に「真剣に話を聞いてくれている」と誤解させ、結果的に自慢話が通常の3倍長く続きました。本末転倒です。
広報から
この製品を紹介するとき、ストレス軽減という言葉を使いたくないと判断した。それではこの商品の核心が伝わらない。伝えたいのは、段階的に相手の声が意味を失っていく、その過程の体験だ。同窓会や親戚の集まりを思い浮かべたとき、笑いが先に来た人に届けばいい。
企業広報責任者 白峰ミツキ