ダブルバレルは、架空商品「意識高層冷蔵庫」を2026年5月25日に発表した。冷蔵庫の外観に健康意識の高さを物理的な構造として組み込み、中身の実態とは独立して機能するデザインを採用している。
製品概要
意識高層冷蔵庫は、通常の冷蔵庫本体の上に白い塔状の構造物が伸びるデザインを持つ架空商品だ。冷蔵庫内部の収納物を感知し、高カロリーな食品が増えるほど外側の札と自動投稿の修行度が上昇する仕組みを備えている。
提供する体験
この商品は、使用者に健康的な台所の外観を提供する。友人が来る直前に冷蔵庫の中身を隠す必要がなくなるのは、外側が独立して修行中の台所として機能するためだ。中身と外見の乖離は解消されるのではなく、完成した形として維持される。
使用方法
冷蔵庫に食品を収納すると、外側の札の枚数と内容が自動的に更新される。SNS連携を有効にすると、投稿文が静かな修行口調に自動変換されて発信される。中身を変える必要はなく、外側の変化だけを楽しむ設計になっている。
仕様
想定希望小売価格: 8,888,888円(税込)
・意識塔の最大伸長2.74m。天井に当たると『高まり』として横に曲がる
・冷蔵庫内の茶色食品1個につき、外装に青汁色の葉脈が36本発生
・断食自動投稿は1日108回まで。開閉音を木魚風に変換
・『罪悪感』を白い霜として扉表面に最大4.2kg付着
・賞味期限切れのスイーツを検知すると、外側だけ精進料理の影絵になる
開発秘話
開発部の社員が健康診断の前夜、冷蔵庫に唐揚げを入れたまま、上段だけ豆腐と炭酸水で覆っていたことが発端です。そのとき本人が『外面だけでも健康でいたい』と言ったため、外面という言葉を本当に扉の外側へ貼り付ける設計になりました。断食投稿機能は、昼にラーメンを食べた社員が夕方に『今日は胃を休める』と書いていた記録から追加されました。
試験協力者の声
「白湯に見られた夜」 私は2026年5月2日23時18分、自宅キッチンでコンビニのカツサンドを冷蔵庫に戻しました。すると扉の外側に『内臓に休日を』という木札が下がり、登録していた投稿欄には『本日は液体のみで過ごしました』と出ました。翌朝、宅配の人に玄関からその塔を見られて少し背筋が伸びました。中ではカツが冷えていただけなのに、★1
「家族会議が青汁色」 俺は2026年4月14日20時05分、店を閉めて帰ってから、冷凍庫に業務用のチョコモナカを詰めました。妻と娘が台所に来た瞬間、冷蔵庫の外側だけが寺の掲示板みたいになり、『小森、本日も断つ』と筆文字で浮きました。家族は黙ってうなずき、俺もなぜか麦茶を飲みました。アイスを隠せたのに食べる空気もなくなったから、★1
「空腹が立体だった」 私は2026年5月19日1時42分、稽古場から帰って、スーパーの半額焼きそばを冷蔵庫に入れました。扉を閉めたら『空腹』という文字が薄い板になって足元に積もり、冷蔵庫の上からは『整っています』の湯気が出ました。朝、同居人がそれを見て『頑張ってるね』と言い、私は焼きそばを温めるタイミングを失いました。外面だけ成功したのに、★1
広報から
この商品の想定読者は、冷蔵庫の中身と自分のSNSの印象が一致していないことを自覚している人だ。その自覚を笑いに変えるための商品であり、健康を提供するものではない。白い塔と修行の札という外観は、見た人が説明なしに状況を理解できるよう設計されている。広報としては、この商品を便利グッズとして紹介する言葉を使わない方針をとる。
企業広報責任者 白峰ミツキ