株式会社ダブルバレルは、デジタルデトックスの証明プロセスをそのまま製品化した「スマート断線ライフEX Pro Max 42」を発表します。スマホの未使用を証明するために、スマホの継続操作が必要になる設計です。
製品概要
スマート断線ライフEX Pro Max 42は、スマホの未使用時間を記録・証明するための携帯端末です。15分ごとに未使用証明の写真13枚、反省文300字、位置情報の確認を提出することで、デトックス達成の記録が生成されます。証明の提出にはスマホの継続操作が必要です。
提供する体験
職場や周囲から指摘を受けた人が、見ていない事実ではなく見ていない証拠を求められる場面を、製品として体験できます。矛盾の構造が使用中に自然に体感される設計になっています。笑いと不快感が同時に生じることを前提にしています。
使用方法
アプリを起動し、15分のデトックスセッションを開始します。タイマーが鳴るたびに、スマホが手元にないことを示す写真13枚を撮影し、300字の反省文を入力し、位置情報を送信します。この操作を繰り返すことで、デトックスの達成記録が蓄積されます。
仕様
想定希望小売価格: 77,777,777円(税込)
・未使用証明写真を1日最大1248枚要求
・本体重量4.6kg、首掛けストラップ耐荷重は2.1kg
・オフライン判定中のみ常時オンライン接続が必要
・充電1回で7分駆動、満充電まで19時間
・沈黙検知が3秒続くと自動で『私は今、離れています』を最大86回投稿
開発秘話
弊社の社員が休日に『今日はスマホを見ない』と宣言した直後、その宣言への反応が気になって8分ごとに確認していたことが発端です。本人は意志が弱いのではなく、見ていないことを誰かに見てほしいだけだと主張しました。そのみみっちい主張をそのまま機械化し、見ないための確認作業を過剰に増やす方向で仕様が固まりました。
試験協力者の声
「離れるほど近づく」 スマホを触らないために買ったのに、15分おきに証拠写真を撮らされるので以前より画面を見ています。ただ、触っていないふりをする技術は上がりました。会議中に反省文を打つ姿が真面目に見えるらしく、妙な評価だけ得ました。
「家族に疑われる装置」 夕食中に『未使用証明が不足しています』と鳴り、家族全員の食卓写真を13枚撮る羽目になりました。最悪ですが、誰がスマホを見ていたかで小競り合いが始まり、会話だけは増えました。団らんではなく尋問です。
「★1で十分」 試験勉強中のスマホ断ち用に使いましたが、反省文300字の提出でノートより文字数を書きました。しかも文面が毎回少しずつ上達して腹立たしいです。勉強時間は減りましたが、自分の言い訳の癖だけはかなり見えました。
広報から
この製品は、デジタルデトックスの形式と内実が逆転していることを前提に成立しています。見ていない証拠を作るために見続けるという状況は、すでに多くの人が経験しているものです。その状況を整理したり解決したりするのではなく、製品として名前をつけて提示することが、この発表の目的です。想定する読者は、この矛盾に笑いと痛みを同時に感じられる人です。
企業広報責任者 白峰ミツキ